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上原輝男記念会 上原先生著書からの語録

「上原輝男記念会 上原先生語録集」では元玉川大学教授、上原輝男(文学博士 専攻 心意伝承学)の語録を紹介しています。 非常に多岐に渡っていますが、先生が生涯をかけて探求された、この風土、歴史、文化に根付いた<日本人>ということですべては繋がっています。 多様な価値観によってふだんの生活も国際社会での関りも難しさをます現代社会において、先生の語録は大きなヒントになると考えています。

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上原語録 057「構え」②補足 「研究授業のテーマ」との関連で

今回聖徳学園小学校で行った研究授業のテーマ『人間の生命活動と宇宙・自然の振幅をめぐって -生命活動としての感情と思考の相互関係を考える-』の後半部分との関連です。

この「感情」という部分には内なる無意識の世界から湧き上がってくるイマジネーションなども含まれているとお考え下さい。


それが授業の形になった時には、今日は「思考」、今日は「感情」、今日は「構え」となっても、常にその関連具合が問題になる。(「用具言語」に関しては今回は外してある)

授業者としては「思考・感情・構え」というのは、絶えず隣接しあうもの、三つの要因から構成されているって考えていかなければならないだろうって、私は思うね。

バラバラである訳はないんでね。人間の頭の中っていうのは必ずこれはかみ合わさってなければならない訳でしょ。 S,57,8,5

(注)こうした「構え」は日本人の考えてきた「型」(様式・儀礼)などとも深く関わってきます。「型が整う」ということは、自分の意識世界の中にある種の「器」が新たに出来上がるようなこととつながります。
器が出来上がることで、さらに広大な無意識の世界から流れ込んでくるものがある・・・それを「心意伝承」というように言えるのかもしれません。

今回、児言態の教育実践は「心意伝承」ということを前提として踏まえていることが他との大きな違いという指摘もなされました。

心意伝承という用語と共に、児言態では「先験的イメージ」と呼んでいるものがあります。これについてはまたとりあげます。

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上原輝男記念会
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自己紹介:
本会は、上原輝男の功績を顕彰し、民俗学・国語教育学の発展に寄与する研究と交流を目的として設立されました。

ここでは上原先生が探求された事柄を、広く一般の方々にも知って頂くために、先生のあらゆる分野の語録を紹介しています。

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