平成6年 新潟県での夏合宿で行った「三つのことば合わせ」研究授業後の発言です。
*授業の指導案・授業記録はこちらで閲覧できます。
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/ja/journal/JidouGengoSeitaiKenkyu/--/15/article/45179
いやあ、本当に嬉しかったよ。『鏡と馬と人形』とくっつけるなんてびっくりしたね。特に僕は今『馬』を問題にしてるから。
・・・だって日本人の馬はあれなんだもん。・・・馬がなぜ神格を持つか、っていうのは『鏡の中に入り得る』からなんだよ。日本の馬は神様が乗ってるからなんだ。・・・ああいうくっつけ方ができるのは馬が神格を持つから。その神格の象徴が人形で、そういうものを人間にどう置き換えてくるかっていうのは鏡を通して訴えてくる。だから今でも合格祈願を絵馬に書き込むんだよ。そして神様に差し出すんだよ。イメージの証拠品ですよ、あの絵馬っていうのは。
『夕日』と『馬』とを重ねるっていうのはやっぱりいいよ。うーん、日本人的イメージだよ。しかもトンネルの中でしょ。『鏡と馬と人形』とおんなじ感触じゃないかな・・・。 (平成六年合宿)PR